一条を選ぶ。一条の制約

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一条のアピールポイントとして「自由設計」があります。私も、展示場に見学に行ったときに営業スタッフにそう言われました。しかし、実際に一条と契約して打ち合わせを進めると、いわゆる地元工務店と異なり、かなりの制限があることが分かったため、ここで注意喚起します。
(一条では、本契約をしないと打ち合わせができません)

更新履歴
2021.5.27 打ち合わせの日時の制限について追記しました
2021.5.2 序文と、フロアに段差はつけられない、を追記しました
2021.4.30 カーテンが付かないを追記しました
2021.4.14 部屋の間をガラス張りにはできない、シャッターの具体的な費用を追記しました
2021.3.16 ロスガード/さらぽかによる坪単価 について追記しました
2021.2.13 窓のシャッターについて追記しました
2021.2.1 防犯警報装置とハニカムシェードについて追記しました

【自社製の住設が多い】

住設とは、住宅の設備のことです。いわゆる「工務店」(地元,小規模)での本来の家づくりでは、住設を、メーカーが作った数ある中から自由に選びます。しかし、一条工務店は、一条が設定したラインナップから選びます。
住設にこだわりがある人は向いていません。 自社製品が多いので、大手ハウスメーカーよりも自由が利きません
*例えばセキスイハイムだと、風呂は自社製あるから自社製、無垢の床は不可ですが、
 キッチンや洗面は有名メーカー製をラインナップから選ぶ など
ただ、家づくり当初はこだわりがなくても、検討していくとこだわりが出てきて悩む人も少なくないようです。かく言う私もそうで、一条の住設の制約の多さに悩みました。一方、人間は自由度が高すぎると迷うので、選択肢が限られることで決めやすいと考えることもできます。
一条で、オプションにない住設も入れられますが、割高すぎます。そうするくらいなら、それが妥当な価格で採用できる他の建築業者で建てた方がいいです。

一条で建てるかを決めるのに、
オリジナル住設である「キッチン」「洗面台(2台目含む)」「浴室」「フローリング」が許容できるかは重要です。

キッチン

われわれは一条に決める際に、他社(有名メーカー)製キッチンの採用を検討し断念しました。
検討して分かったことは、
i-smartやグランセゾンでは、他社製キッチンの採用は禁止事項です(従来のセゾンはOK)。
 *実際は、これまで採用できた例が多く、1か月弱掛かる稟議という一条本部での審査を経て、展示場レベルでは「おそらく」採用可能。*その稟議は、本契約してからでないと申請できない。
 → 他社製キッチンは、契約前に採用できる保証はない。
・稟議を通さないと見積もりがでないので分からないが、かなり高額

 他社製キッチンは定価付近での採用を覚悟した方がいいです。概算見積もりを出してもらいましたが、通常あり得ないほど高額でした。具体的には、他の建築業者で有名メーカーキッチンを採用した場合と比べ、100万円前後高くなると覚悟しましょう。
*なお、リフォームの際は、保証期間中は一条のリフォーム部門にお願いするのが基本ですが、
 その際には、他社キッチンにも問題なくリフォームできます。
(一条の担当者より教えて頂きました)

洗面台

・一条では、少なくとも2020年の段階で、タッチレス水栓にはできませんでした。
 手で触れずに水栓を操作する方法として、totoなどの住設メーカーのフットペダル後付けを検討しましたが、ペダルの掃除という作業が増えそうなので、うちでは付けないことにしました。

セカンド洗面台

・セカンド洗面台を希望する場合、
 一条オリジナル品は選べず、有名メーカーとの提携品から選びます。
・ラインナップの中では、LIXILの「MV」がキラリと光ります。
 MVは、一般用の「L.C.」の住設用(新築時に建築業者が設置するモデル)です。
「L.C.」はタッチレス水栓がウリの1つですが、
 なんとMVはレバー式水栓で、タッチレス水栓にはできません(LIXILに確認済)
・MVの情報はwebで出てこず、本社の問い合わせ窓口やショールームに聞く手間がかかりました。
・タッチレス水栓にするため、一条で、本家「L.C.」の見積もりを出してもらいましたが、
 「MV」よりプラス18万円だったので断念しました。極めて割高
です。
・洗面下部パネルについて、「L.C.」の一番上のグレードは、「MV」では採用できません。

窓の形に制限がある

窓は一条の自社製品のためラインナップが絞られます。
横滑り出し窓(横長のやつ)は選べません。開き窓は、縦長の縦滑り出ししかありません。
横に長い窓は、引違いだけです。
 防犯的に、人が入れないサイズの窓は25*45cm以下らしいですが、
 一条にはそれ以下のサイズの窓がありません。
 まず入れない窓にするには、fix窓にするしかないです。
 人が入れる窓のサイズの出典はこちら(amazon電子書籍)

風呂

・洗い場に床暖房が入るので、一条オリジナルのユニットバス以外は採用できません
床の色などは、壁の色で自動的に決まります
 (スマートバスだと、床の色は、黒 ないし、茶っぽい灰色白色の床はありません
・通常のバスタブは、定期的に脇のパンを外して掃除する構造なのですが、
 一条はバスタブが透明コーティングされており、パンを外す掃除不要なのが魅力です。
・長期的な注意点としては、
 風呂のリフォームは必ず一条で;他社でリフォームして、洗い場の床暖の配管にもしキズを付けると、つなぎ目のない壊れにくい配管が台無しになるため。補修しても元通りにはならないそうです。

風呂の窓は小窓にできない

風呂の窓はさらに種類が限られ、小窓がありません。

最も小さい窓は、風呂の向きにより、
幅60cm*高さ126cm ないし
幅60cm*高さ90cm です。

基礎知識として、窓は、採光ができ、物を置くのに使えますが、
断熱には不利で、掃除が必要
です。
詳しくはこちらのブログ内記事を

風呂の鏡が大きく、サイズを選べない

・スマートバスでは、大きな鏡が決められた位置に付きます。
・一般に、風呂の鏡はキレイに保つのが難しく、メンテナンスが大変です。
・スマートバスでは、鏡の面に窓、の間取りの場合は、
 窓を付けることで自動的に鏡が小さくなるそうです。
 詳しくは有名ブロガー様の素晴らしい記事を
・鏡を付けない選択肢はあるようですが、付けなくても減額はないと思われます。
・鏡は何万円もするもので、一条では坪単価に計上されてしまっているので、
 鏡を付けないことで減額がなければ、鏡を付けないとは言いにくいですよね。
鏡をなくした場合に相応の減額があるなら、鏡なしにしたかったです。その理由ですが、
・鏡の部分も壁にすればメンテナンスが楽。壁は目地以外は掃除が楽。
・鏡があっても、入浴時は湯気でいつも曇っており、
 入浴していないときにしか使えないという無用の長物。
・現代人は近眼が多いので、そもそも眼鏡のない風呂では鏡はよく見えない。
→実際に風呂の鏡は使っていない
→鏡なしを勧めるブログ多数

<入居後追記>風呂に鏡があると、シャンプーで髪型と変えたときなどはこどもが鏡で遊ぶので、鏡があるメリットはあります(地元工務店で建てて、鏡なしの方が安いのであれば付けなかったとは思います)

フローリング

床を無垢(表面だけじゃなくちゃんとした木)にしたくても、一条ではできません。
一条のウリの床暖房だと、無垢の床は反ってしまうから採用できないようです。
無垢にしたい方は、無垢が得意そうな他社で建築を。床暖房は諦めましょう。
無垢のフローリングにするなら、それだけで建築業者はけっこう絞られるのでご注意を

トイレ

有名メーカー製を選ぶのですが、新商品やグレードなど選べないものがあります。
LIXILのタンクレストイレの上級グレードが選べないので、
 上級グレードでは、ネオレスト vs アラウーノの二択
でした。
・比較的新商品の床から浮いている壁付け便器などは選べませんでした。

スキップフロアなど、床に段差は付けられない

おそらく床暖房のため、スキップフロア(中二階)や、(展示場のリビングでたまに見る)低くする段差を付けたりはできません。なので、それらを採用したい方は、一条で検討を進める前によく確認しましょう。

【防犯警報装置をはずしても減額がない】

防犯警報装置とは、窓にセンサーが付いて、窓センサーや本体をoffにせず窓が開くと、外部スピーカーなどに警報を鳴らすものです。
うちは、警報だけでなく警備員が駆けの安心感も欲しかったので、有名警備会社で警報装置を付けることに決めていました。そのため、一条は、防犯警報装置標準は過剰装備でマイナスポイントでした。外しても減額がないからです。*坪単価制の建築会社では、どんな標準仕様もその分の料金が坪単価に含まれていることを肝に銘じましょう。
警備会社の窓や玄関の防犯装置は、警備員が来てくれるので、安心感があります。また、ALSOKだと
窓が開いていると、操作盤で分かるため、窓の閉め忘れを防ぐ効果もあり、便利です。
集合住宅と異なり、戸建てになると、近くに多くの人が住んでいるわけではなくなるので、有事の安心感が個人的には欲しいです。

ハニカムシェード

カーテンと違い、取り外したり、洗濯機で丸洗いしたりできないのが大きなデメリットです。
冬は結露防止に、ハニカムシェードを閉めたままにしないことが推奨されていますが、そうすると、カーテンをしていなければ、室内が外から見えてしまいます。
ハニカムシェードの開け閉めは、紐を手で引くか電動なので、カーテンのようにシャッと、短時間での開け閉めができません。これらは、カーテン生活より改悪になってしまう部分です。

カーテンが付かない

ハニカムシェードが標準のせいか、一条のグランセゾン、i-smartでは、カーテンはおろか、カーテンレールを付けてもらうことすらできず、引き渡し後にDIYか業者に頼むほかありません。

カーテンは要らないという施主の方もいらっしゃるようですが、
寝室を遮熱ハニカムシェードにしなかった場合は、(遮光)カーテンを付けないと、夏は4時台に朝日で目が覚めてしまいます。これに対しては、オプションの遮熱ハニカムシェードを選ぶ方法があります(隙間の関係で、遮光カーテンより外の光が漏れるらしいです)。しかし、遮熱ハニカムシェードを下ろすと昼間も真っ暗になってしまうので、日中はシェードを上げておくことになりますが、それだと家の中が丸見えなので、結局、遮熱ハニカムの部屋は、断熱かレースのハニカムシェードもオプションで付けるか、カーテンを自前で付けるかしかありません。
そのため、冬の時期以外の竣工では、少なくとも寝室に関しては、予めカーテンを自前で準備し、引き渡し前にカーテンレールのために採寸し、入居時にカーテンレール設置、カーテン装着、と用意周到にする必要があります。
ハニカムシェードは、耐用年数20年はないと思うのですが、大きな窓だと交換費用が1か所5万円らしいです。今後値上がりの可能性もあります。

窓のシャッターが高額オプション

大手ハウスメーカ―では、窓のシャッターを提案されることも多いのですが、一条では高額オプションです。
幅1.8*高さ2.1㍍(5971サッシ)の窓1箇所へのシャッターを付けるオプション費用は、
手動で約7万円、電動だと13万円
です。
うちは、1階などの防犯ガラスが標準というキャンペーン中だったので、シャッターより窓の方が強度があるということで、シャッターは付けませんでした。しかし、
・シャッターがあれば、それを破って侵入しようとすると大きな音がなりそうで、
 泥棒への心理的ハードルになるのではないか。
・シャッターなら内部の様子は分からないが、ないと人気(ひとけ)の有無が分かってしまう
という点で、シャッターのある家が羨ましいです。

<入居してみて>シャッターの開け閉めの手間がなくラクです。うちの実家は雨戸の開け閉めが面倒だったことを思い出しました。窓が堅牢なので安心です。うちは警備会社と契約してるのもありますが。

ルーバーで玄関の目隠しができない

こちらの記事をご参照ください

部屋の間をガラス張りにはできない

部屋をガラスや窓で仕切ろうとすると、グランセゾンではスリットウォールだけです。
これ以外の形の壁のくり抜きや、ガラス張りの大開口での仕切りはできません。

【ZEH申請は、一条では狭き門】

・一条では「本契約してから設計開始」であるため、ZEH申請の制度と合いません
・ZEHを狙うなら、申請期間を予想してピンポイントで狙って、早く建てられるように「小さい建物」を短期間で設計・間取り確定が必要です。
*ZEHはハウスメーカ―ごとに年間の枠が決められるそうで、ZEHは大手ハウスメーカー優遇のための制度だと、ZEHを調べて悟りました*
・具体的には、ZEH申請時に建築業者と間取りなど内容が決まった状態で本契約という条件があり、一条の基本の「本契約後に設計開始」という流れではZEHは申請できません。そのため、これまで一条は、年末に期間限定でZEH申請用の「特別枠」の仮契約を募集したようです。特別枠は、仮契約中の2~3月までに間取りなど内容確定、ZEH期間が始まったら本契約しZEH申請、という流れだったそうです。特別枠は、建物が大きいと限られた期間で内容確定が難しいので、延床40坪くらいまでを条件としたそうです。
*あくまで、2019年頃までの実績で、今後は分かりません。

インテリアコーディネータが別におらず、担当建築士さん

一条では、本契約後に間取りや仕様決めの打ち合わせをする担当の建築士さんが、インテリアコーディネータを兼ねると言われました。ですがモノは言いようで、要するに専任のインテリアコーディネータはいないってことです。建築士さんが男性の場合は、女性の意見は聞けません

ロスガード/さらぽか に、20-40万円の坪単価がかかる!

第一種換気として、ロスガード/さらぽかが標準で必ず付きます。
標準で、坪単価に含まれるから、お得…? …いやいや
。。
その機械が占拠する部分に坪単価がかかりますので、第一種換気機器費用と見積もりに書かれないだけで、「坪単価」としてしっかり費用がかかります!
具体的には、ロスガード/さらぽか本体で、0.25坪(半畳)を占拠します。
ロスガード/さらぽかで、0.25~0.5坪分以上の坪単価がかかります!その理由は以下。
*以下、簡略化のため、第一種換気を「ロスガード」と書きます。
また、点検のためその前の半畳を空ける間取りにする必要があり、
そこがデッドスペースになる間取りの場合は、0.25坪*2= 0.5坪 を占拠します。
廊下など他の用途を兼ねる場合は、ノーカウントで、0.25坪。
50坪以上の家の場合には、ロスガード本体が2台という落とし穴があります

ロスガードで坪単価が増える分を試算しますと、仮に、坪単価を70万円、ロスガード1台とした場合
・平屋だとすると(2階の床面積が増える分を考えなくていいので)、
 ロスガード前がデッドスペースの場合、70*(0.25+0.25) =35 万円/ロスガード1台
 ロスガード前が他の用途もある場合、 70*0.25 =17.5万円/ロスガード1台
・2階が余る間取りの場合、ロスガード前がデッドスペースの場合、
 ロスガード分の2階の余りを吹抜けにすると、70*(0.25+0.25+0.5*0.5)=52.5万円

一条の坪単価の実際についてはこちらの記事を

一条の坪単価が半額になる条件などはこちらの記事を

<まとめ>
なので、これに消費税や実際の坪単価はやや値上がりしている点を考慮しますと、
ロスガード1台で、約20-40万円分の坪単価分が計上されます。

ロスガード/さらぽかは間取りを制限する

自分でトイレやロスガードの配置の組み合わせを考えると分かるのですが、ロスガード本体は、換気の関係で外壁沿いに設置します。外壁沿いに設置するものとしてやはり換気の関係でトイレなどがあります。ロスガードは、間取りの観点で、貴重な外壁沿いのスペースを占拠する厄介な代物です。

契約後の打ち合わせが混んでいる

契約後の打ち合わせは、平日日中が基本でした。
詳しくはこちらの記事をご覧下さい。

家づくりで、お勧めの本はこちらの記事を

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