2021.3.25 住林もスレート屋根、を追記しました
一条のスレート屋根と瓦屋根について
耐久性優れることから瓦屋根を勧める建築業者も多いですが、
一条の最近の商品では、スレート屋根が標準です。
2020年の時点で、一条のスレート屋根は、
カラーベストのコロニアルクァッドという商品が標準、
オプションでグラッサにグレードアップ可能でした。
瓦屋根もオプションにありましたが、特に勧められず、
価格も+2‐3万円/坪と高額オプションであったため、
瓦はあまり検討せず、私はスレート屋根にしました。
しかし、
屋根について調べると、
30年以上を想定するなら瓦がお勧め、などの話があったので
スレート屋根と瓦屋根について調べてみました。
【カラーベスト(スレート屋根)の構造】
・セメント基材の層+石、その表面のコーティング層からなります。
・グラッサは進化したコーティング層で
色褪せにくく、後述しますが耐久性自体も優れるようです。
コロニアルクァッドについてメーカーのホームページはこちら
グラッサについてメーカーのホームページはこちら
【外観】
・スレート屋根は平らでシンプルで、汎用性があります。
・瓦は、波打っている独特の外観です。これで好みが分かれます。
平らな瓦もありますが、防水性は波打っているもののほうがいいらしいです。
*二階の屋根は、傾斜地でもない限り、生活上は見えませんので、
外観はあまり問題ではないと思います。
【耐久性】
瓦
・歴史があり、予測しやすいです。
・大規模な交換は、50‐60年に1回で、
・一般住宅の屋根材の中では最も長持ちとされています。
交換費用は現在2-3万円/㎡くらいで、
一条で新築時の瓦屋根のオプション費用と同じくらいです。
スレート屋根
・アスベストが社会的に使えなくなり普及した、初期のスレート屋根は、
10年経つと劣化が激しかったようですが、
現在は、耐久性が改善されているようです。
・ここの業者様の「年月によるメンテナンス」の項目では、
改良品のコロニアルクァッドはおそらく30年は持つとされています。
*普及からまだ日が浅く、実際の耐久性は不明です。
特に30年以上の耐久性については言及がないようです。
・定期メンテナンスが目安10年毎で推奨されており、
その10年毎に、
一条の標準仕様であるコロニアルクアッドでは、
「再塗装や取替など大規模な補修が必要になる可能性あり」
一方、オプションのグラッサでは、「大規模な補修は想定していない」
となっています。
【各種性能について】
カラーベストは、耐候性に優れ、断熱性は瓦と同等というdataが
メーカーのホームページで提示されています
【耐震性】
スレートより瓦は重いので、
地震のときに瓦屋根の方が建物の揺れが大きいようです。
(参考:
グランセゾン・i-smartの標準仕様でいうと、タイル外壁が重く、
その分、地震の揺れが大きいという批判があります。 )
【一条の保証について】
なお、
一条の雨漏り保証は築後15年で、
15年目の無償点検で必要とされた有償メンテナンスを受けると、
さらに15年、計30年保証です。
*ただし、保証を受けるためには、パラペット屋根の場合は特に掃除が必要です。
パラペット屋根の場合の注意点は、こちらの記事をご覧下さい。
あとがき
私は一条え標準のスレート屋根、その中でグラッサを選びました。
瓦にしなくてよかったのか、上記の通り調べましたが、
グラッサの実際の耐久性がまだ分からないことから、結論はでませんでした。
住友林業の平屋でよく見る屋根は、黒い段を重ねたようなものですが、それはスレート屋根とのことで、スミリンもスレート屋根が標準のようです。
値段の差は小さいので、メーカーのホームページ情報によれば、
耐久性や色褪せの面で、
クァッドよりグラッサを選んだ方がよさそうです。
以上です。
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