光回線、10ギガ変更の落とし穴

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我が家は長年ドコモユーザーです。グランセゾンを建てて3年、建てたときに契約した光コラボ(ぷらら)1ギガ光回線プロバイダのキャンペーンに伴う「最低契約期間」を満了しました。ドコモのirumoというプランは、ドコモ光利用者には、月額料金割引をしています。そこで、ドコモ光+irumoにして、ドコモのスマートフォン月額利用料を節約することにしました。

プロバイダをOCNに

ドコモ光のプロバイダはどこがいいか調べたところ、プロバイダ月額料金はほとんど横並びでした。違いは契約キャンペーンで、OCNが、ドコモポイントとキャッシュバックの合計が最も多いことが分かりました。具体的には、光回線の事業者変更で37000円バック、d-point 17000pt付与。さらに、Amazonで2-3万円で売られている10ギガ対応のバッファローのルータが、9000円弱でOCNから同時購入できるというものでした。なお、その後、OCN+ドコモ光は、さらにお得に、半年間の月額料金500円というキャンペーンをしています(キャッシュバック額は減りましたが、半年使えば我が家が契約したときよりトータルで安い)。

有料レンタルルーターは、長く使うと費用がかさむが

ネット回線契約の注意点としては、有料レンタルルーター月500円としても、数年以上なら購入した方が安くなります。OCNはNTTグループ会社のプロバイダですし、OCNを選びました。なお、費用次点のプロバイダのGMOは、以前使っていた時に、サポート窓口の電話がなかなかつながらなかった経験から選びませんでした。レンタルルータと異なり、購入したルーターの場合、問題発生時問い合わせ先が、①NTT、②プロバイダの他に、③ルーターのメーカー、と1つ増えるという問題が生じます。これがこの記事を書いたモチベーションです。詳細は後述します。

OCNドコモ光は、先にドコモのirumo契約が必須

まず、ホームページの記入フォームからOCNのドコモ光を申し込みました。するとOCNから電話が来て「まずドコモケータイをirumo契約に変更してから改めて申し込みを」と言われ、申し込めませんでした。なぜそうしないと契約できないかの説明はありませんでした。なお、少し前から、うちのドコモのスマートフォンは全部ahamoにしていましたが、ahamoからirumoへの変更月は、ahamoの月額料金がかかること、ドコモ光でない月は、ahamoよりirumoが割高になってしまうこと、光回線の実際の変更日は予測が難しいという経験があり(過去記事参照)、変更日が決まってからirumoにしようと思っていました。OCNドコモ光のホームページを見返しても、irumoケータイが必要との記載は見当たらなかったので、言われたとおりirumoにしてOCNドコモ光に改めて申し込んだときに聞くと、OCNは言葉は濁したもののやはりirumo1台が必須とのことでした。

事業者変更日はいつ?

事業者変更日は、光回線最低利用期間にかかわるので我が家の懸念事項でした。NTTに聞くと、ドコモ光への変更日=事業者変更日=NTTの工事日と言われましたが、実際に変更してみると、工事日から1週間後のOCN回線提供日になっているようです。申し込み時にOCNに聞いても、分からないからNTTに聞いてとのことでした。なお、後述の光回線切替えがうまくいかずNTTに問い合わせたとき、プロバイダをOCNにしたことを非難する言い方をされたので(数あるプロバイダの中からわが家の責任においてOCNを選んだ、と嫌な風に言われた)、OCNはホントにNTTグループなのか、連携に疑問を感じました。

OCNドコモ光の契約にかかる手間、NTTによる回線工事費

OCNドコモ光とは電話での契約でした。契約の電話には20-30分を要し、さらに後日、確認として、OCNの別のスタッフからまた同様内容の電話があり、やっと契約となりました。。契約してから判明するNTTの最短工事日は、電話での契約から1か月弱あとでした。空いている曜日は、土日は工事費が3300円上乗せになることから、平日も土日も変わりませんでした。OCNからは電話で、工事費用は3300円から2万円と説明され、NTTからは、キャンペーンで平日工事費無料(土日祝日のみ3300円かかる)、工事内容は当日工事担当者が訪問しないと分からないと言われました。

NTTの10ギガ切り替え工事内容

我が家で使用していたのはNTTの回線だったので、10ギガ切り替え工事は、NTTから届いていた新たな10ギガ用の回線終端装置(ONU)と、OCNから同時購入したバッファローの10ギガ対応ルータを設置する宅内工事だけでした。なお、事前に聞かされた通り、工事当日の朝から光回線は使えなくなっていました。NTTの工事スタッフからは、光がいつから使えるようになるかはプロバイダ次第と言われましたが、工事終了時点で使えるようになっていました。ただ、回線速度は1ギガとほとんど変わらない状態でした。

急に光回線が使えなくなった

10ギガ切り替え工事の4日後の朝、急に光回線が使えなくなりました。使えていたときに点灯していたルータの3つのランプのうち、「internet」のランプのみ消灯しています。まず、OCNホームページにアクセスするとチャットAIへ誘導され、選択肢を「途中から使えなくなった」と選んでいくと、「ルータのメーカーに問い合わせを」、となります。なので、契約時にOCNから購入したルーターですが、それを製造したバッファローに問い合わせしました。バッファローの電話サポートは通話有料なので、基本は無料の有人チャット問い合わせとなります。

バッファローへの問い合わせは、とにかく時間がかかる

バッファローの有人チャットは、並列で顧客に対応していると思われる返信の遅さで、返信1つに5分以上かかりました。一方、そのチャットで、バッファローの返答にこちらの返信が同じくらいの時間遅れると、「お客様~?」と呼びかけられ、一方的にチャット終了にされてしまったりします。また、回線が途切れ(光が使えないのでドコモの4G回線で)、チャットが途中で終了となってしまうこともあり、大変でした(チャットを中断したいときは申し出ると、それまでのやり取りを閲覧できる番号が発行されます)。バッファローの返答が遅く、会話の一往復に非常に時間がかかるので丸1日ほど費やして、バッファローの言う通りにいろいろ試しましたが、回線は不通のまま。最終的に「プロバイダ(OCN)の回線が提供されていない」と指摘されました。それを受け、OCNテクニカルサポートに問い合わせ(契約後に送付されたIDなどが書いてある紙に電話番号あり)をすると、なかなか電話がつながらない。つながるまで電話を連続20分以上かけ続ける覚悟が必要です。つながっても、技術担当者から順に電話すると午前中に言われ、やっと夜に電話かかってくるような状態でした。結果、OCNからipv6が未提供(回線の切り替えがまだ)のため光が使えないと状態であると言われました。しかも、そこで初めて、OCNから「通常、工事から1週間以内には回線が提供されることが多いが、実際にいつになるかは分からない、切り替えが済んでも連絡はなく、OCNマイページが提供中に切り替わったことのみで確認できる」と言われました。OCNとの契約時、OCN都合で長時間電話で説明/確認があったのに、極めて重要な内容である「工事から1週間前後、光回線が使えない可能性と、当初使えても回線未提供の可能性」という説明がなかったことを非常に問題だと感じました。

ipv6は提供されたが、

OCNの指示通り、OCNマイページを連日チェックし、我が家は、工事から1週間後にOCNからipv6が提供されたことが表示されました。しかし、やはり、光回線がつながらない。OCNに再度問い合わせると、ルータの問題だからルータのメーカーに問い合わせを、と言われました。10ギガ契約時にOCNから購入したもだと伝えても、あくまでルーターメーカーに聞いてくれ、OCNでは対応しかねるとのことでした。このとき、OCN担当者が、怒り気味だったのが印象的でした。そこで、またバッファローに問い合わせてこれまでの経緯を伝えると、NTTに問い合わせをと言われました。(これまでの経過中、一時、ONUのランプが付かなくなったことでNTTに問い合わせをしていますが、そのときは、このOCN回線未提供問題で各所の指示通りルータ周辺をいじったときに、ONU接続部が緩んだことが原因でした。)。バッファローの指示通りにNTTに電話すると、OCNから購入したバッファローのルーターを型番を元に調べてくれました。ONUランプは4つとも点灯していることからNTT要因ではなさそうだが、当初、念のため新しいONUを送付するから交換してみてということを言われました。その後、バッファローとOCNに問い合わせて光回線が使えないことから、最も早く開通させられそうなNTTの訪問点検にする、と言われました。ただ、現地訪問でNTT要因でなかった場合は、1万円弱の訪問費用がかかると迫られ、同意せざるをえない状況になりました。

ついに開通

これだけ長時間たらい回しにされた挙げ句、さらに、NTT訪問で1万円かかると言われ、どうにも納得がいかず。バッファローにまた問い合わせて、OCN回線未提供時に散々指示通りやったルーター再起動を行うと、今度はルーターのinternetランプが再点灯。10ギガ光回線がやっと開通しました。あやうく1万円かかるところだったNTTの訪問点検を断ることができました。

光が使えないことで、irumoとahamoの変更の繰り返しに

思いがけず光回線が使えなくなったことでケータイのドコモのデータ通信量を使い果たし、やむなくahamo(月20GB)に戻したことで余計にケータイ費用もかさみ(*irumoのデータ通信量不足時、契約データ量の変更は翌月からしか適用されません。ahamo、irumo間の変更を同月内に2回以上行うとそれぞれの月額料金がかかります。)

なお、ahamoは5分間無料かけ放題込プランですが、irumoからahamoに戻したとき、irumoの5分無料かけ放題料金880円は支払わねばなりませんでした。

各社のサポート対応時間

OCNの電話サポートの時間帯は夜になる前に終了しますが、バッファローチャットは21時まで、NTTは24時間対応していますが、20時以降は時間外となりなかなかつながらなくなりました。

10ギガの実際の速度

1ギガのときは、速度は無線<有線で、MAX300MB程度でした。

10ギガ回線にしてから、新しいバッファローの10ギガルーター設置階の無線で1GB強の速度が出ます。

*10ギガへの変更を見越して、我が家のグランセゾン建築時(2019仕様確定)、宅内LANケーブルをcat 6で見積もりを出してもらいましたが、ケーブル自体の差額より大幅に高い5万円以上プラスだったため諦めて必要時DIYすることにして、標準のcat 5eのままとしました。その宅内ケーブルを通して、別の階に1ギガ用のルーターをパススルーモードで無線基地としているのですが、その無線の速度は、1ギガのときと同様の最大300MB程度です。

*10ギガ用とされているルーターの説明を読むと、1ギガ以上ではありますが、無線10ギガには対応しておらず、5ギガ以上などは無理がありそうです。

*最近の薄型ノートパソコンはLANケーブル用の接続部がないものが多く(パソコンがLANの端子より薄いので装備できない)、有線LANをつなぐためのUSB接続する器具をパソコンに付ける必要があります。この器具購入の注意点として、安価な物は回線1GB用のものだったりするので、10GB用かどうか確認してください(そんなこと考えもせず、今回Amazonで購入したものが1GB用でした…2000円だったので返品送料や手間が割に合わず…OLZ…)

まとめ

・「光コラボ1ギガ」から「ドコモ光10ギガ」への変更工事は、宅内の機器交換だけです。

・回線切り替え後、回線が使えない場合は、ルーターの再起動を。

10GBに変更するデメリット

・契約手続きが面倒。それよりも、開通したと思いきや、プロバイダの切替え作業前に使える期間があった後に急に使えなくなり混乱(OCNドコモ光の場合)。回線が使えないときの問い合わせ先が、プロバイダ、ルーターのメーカー、NTT、と3つあり、たらい回しになる。

・NTTの業者訪問と予定を合わせて、宅内の機器交換が必要(土日だと+3300円かかる)

・工事から1週間程度、光回線が使えない期間が生じる可能性がある(契約時に、ipv6提供がいつからになるかプロバイダに確認を!!)

・有線で使うなら、通過するLANケーブルすべてが10ギガに対応していないと意味がない。(宅内配線が対応していない場合は、苦労してDIYするか業者に交換してもらわないとならない)

・光回線の月額使用料が高くなる

・ルーターが大きくなり邪魔。

10GBに変更するメリット

・速くなる。宅内LANケーブルが1ギガ非対応の5eの場合は早くなるか要確認。

・NTTで切り替え工事料無料は今だけ?(10ギガで月額使用料が高くなることで工事料回収できるから無料はしばらく続くような気もします)。

以上です。

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