吹き抜けのメリット・デメリット

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一条だと、
i-smartなどの枠組工法では、狭い家でない限り、
いらない二階面積の坪単価を半額にするために、
吹抜けかバルコニーを提案されやすいです。
(一条の坪単価についてはこちらの記事もご参考までに)

吹抜けの開放感が優先の方は、迷わず吹抜けでしょう。
しかし、
設計士さんの提案でなんとなく吹抜けを作ることになりそうな方、
吹抜けのデメリットを分かって
いらっしゃいますか?
せっかくの家づくり、
本当にあなたの生活に「吹抜け」は必要か、熟考の価値があります。

ここでは、吹抜けの長所と短所について考察します。

長所
・2階の窓からの光が1階に注がれるため、1階が明るい
・吹抜けに開放感がある
天井の高さにメリハリができ、内観がかっこいい。注文住宅ならでは。
1階と2階の一体感がある。
 別の階の気配が感じられる
 →夜に別の階に行くときの不安が減る
  自分が2階にいて、1階に誰もいないとき、
  1階にもしかして何者かがいたら…と、
  1階に下りるのが不安になったことがある方は少なくないと思います。
高さの必要な趣味/作業が、家の中できる
 例)和弓の素引き(素振りみたいなもの);高さ3.5mくらいのスペースが必要
  (だいぶ偏った例えですが…あしからず) 

短所
 1階と2階が一体になる弊害
音や光が別の階の人に影響する。吹抜けにTVなどで問題に
 特に、TVの上に何も遮るものがないときに顕著。
 →吹抜けにTVを置くなら、TVボードなどで上を塞いだ方が良さそう。
 →ただし、その上にホコリが溜まります…。
プライバシーで劣る
 吹き抜けに近い部屋やトイレの音が吹抜けを介して響く。
 → 二世帯住宅には向いていない。
 思春期のこどもや夫婦のプライバシーの問題
天井が高すぎて吹抜けで眠るには落ち着かない(落ち着いて眠るには「狭さ」が必要)
吹抜けから1階の普通の天井に移行する部分に角ができ、気になるかも。
・延床面積200㎡以上の場合は、排煙規制の関係で、排煙用の窓が必要。
吹き抜けの2階部分のメンテナンスが困難
吹抜けの窓の掃除が大変
 担当設計士さんには、吹抜けの窓の掃除はしないものと言われました。
 しかし、
 1年のどこかでは多少なりとも結露は発生するようで、
 結露が原因のカビや、ホコリが付くので、吹抜けの窓の掃除は必要です。
 大きい脚立(転落/墜落の危険あり)や、柄の長い掃除用具で掃除するようです。
家は長く使うと、壁紙を張り替えることになりますが、
 そのときに、吹抜けがあると足場を組んで張り替えになるためコストが余計に掛かる。
・吹抜けの天井に照明やシーリングファンを付けると自分でメンテナンスできず、高コスト

吹き抜けは、
 メンテナンス重視の施主には向いていない
、と考えます。

私も、吹き抜けで、昼間に照明がいらないリビングに憧れましたが、
上記の短所を考慮して、最終的に吹き抜けは作らず、
日中に照明の点灯はやむを得ないと考えました。

以上です。

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