グランセゾンに住んでみて、窓と軒について考える

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グランセゾンに住んでみて、窓と軒の計画を振り返りました。

採光に、北の窓を重宝

東と西の窓からは、朝晩で一年中日差しが入ります。南の窓も、軒が135cm以上でなければ、まだ暑い9月には日中から日が差します。差し込む日差しの暑さはそれほどでなくても、直射日光を1-2年放置するとフローリングや壁紙が色褪せます(詳しくは先人のありがたいこちらの記事を)。一方、北の窓は、夏至前後の早朝以外は直射日光は差し込みません。窓があると寒い家が多いのですが、一条標準のトリプルサッシは寒くありません(*注:掃出し窓を覗く)。なので、グランセゾンで一冬越しましたが、冬でも北の窓があるからorそのハニカムシェードが開いているから寒いと感じることはありませんでした。なので、採光のため、一年中、ハニカムシェードを開けっぱなしにしておけます(5-7月の朝は、4時台から明るくなってしまうので閉めます)。特に、すりガラスであれば、外の様子を気にすることなく夜間もハニカムシェードを開けておけます。
(*注)1階の掃出し窓だけは寒いことは、こちらの過去記事を

窓は、「透明ガラス」か「すりガラス」か

計画時も悩みましたが、透明ガラスとすりガラスどちらが、グランセゾンに1年住んでみて考えました。

透明ガラスの特徴

・窓を開けなくても外が見える(外から家の中も見える;夜は丸見えのためハニカムシェードかカーテンが必要)
→窓の先に、道や、隣の家の窓などがあると、シェードかカーテンは閉めたままになる
・開放感がある
・一条だと、カーテンが付かず(提携業者で付けると高額)、標準のハニカムシェードだと夏の早朝の遮光に問題がある。詳しくは過去記事を
・汚れが目立つ

すりガラスの特徴

・外が見えない、明るいか暗いかしか分からない(外から家の中も同じ)
→シェードやカーテンをしなくても、夜も家の中が丸見えにならない
・開放感がない
・日光が散乱し、室内への直射日光が緩和される
・汚れが目立たない
・ガラスのでこぼこがキラキラしていて直射日光が当たるとキレイ(ガラスの種類による?)

わがグランセゾンの実際

ダイニングにすりガラスの北窓があります。将来、窓の先に家が建つ可能性を考えてすりガラスにしました。ただ、3-9月の早朝は、明るすぎ問題でハニカムシェードを毎晩閉めるので面倒です。すりガラスなので、他の季節は、ハニカムシェードを開けたままにできて便利です。一方、すりガラスの分、開放感がなく、ダイニングなので、建てた当初は透明ガラスがよかったのではと後悔していました。でも、生活してみて、早朝明るすぎ問題のない10月-2月は、すりガラスにしたことと一条のトリプルガラスが寒くないことで、ハニカムシェードを開けたままにできるメリットを感じました。

窓の大きさについて

うちのグランセゾンには、西に大きな窓と小さい窓があります。そこに住んで感じたことですが、大きな窓もけっこういいよ、ということです。一般に、高気密高断熱住宅では、熱がこもりやすいので、東と西の窓は小さい方が良いというススメに従って、ウチでも小さい窓も多く採用しました。しかし、一条の場合トリプルサッシ+ハニカムシェードが標準なので、日差しの強い時間帯にハニカムシェードを閉めておけば、夏も、東や西の窓が大きいから暑いということは感じませんでした。特に、日中に長く滞在する部屋では、大きな窓の恩恵が大きいです。
【小さな窓】のメリットは、背の高い家具などを置きやすいこと(窓に掛かるとカッコ悪い)、掃除の手間。デメリットは、採光の面、開放感がない、外が見にくいこと。
【大きな窓】のメリットは、採光、開放感がある、外が見やすい。デメリットは、背の高い家具などを置きにくいこと、掃除が増えること。

軒の必要性

南の窓に軒がないと、一年中、日が差し込みっぱなしのため、特にフローリングの日焼けを気にする場合は、ハニカムシェードないしカーテンを閉めっぱなしになります。
軒の長さについてのかえる先生の解説動画はこちら
かえる先生(かえるけんちく相談所)についてはこちらの過去記事を

軒の出についての他の専門家の記事はこちらを

冬に窓からの直射日光が必要か

・一条の家は、全館床暖房で温かい
・直射日光はフローリングの色褪せがのため、冬は床暖房対応の何かを敷かなくてはならないこと
などから、私としては、冬も直射日光は入らない方がメリットが大きいと思います。というのは、直射日光が入るとハニカムシェードを閉めたくなりますが、それくらいなら、直射日光が入らない軒の出にしてハニカムシェードを開けた方が、屋外の光が間接的に室内に入れた方が明るいし開放的だからです。

我が家の軒の長さ

我が家は、南の窓の軒の出を90cmにしました。そのためにバルコニーを突き出したりしました。軒の出135cmも検討しましたが、90cmを越えると強度的に柱が必要になり、そうなると柱で囲まれる部分まで坪単価が掛かる(詳しくはこちらの過去記事を)ので、坪単価がかからない軒90cmにしました。我が家でもっとも日が差し込み易い南の窓は、約250cmの高さの掃出し窓ですが、5月~だいたい8月一杯は、南の窓に直射日光は入らないので、窓の外に日よけのシェードやオーニングは付けていません。なので、軒があってよかった、個人的に南の窓に90cmの軒は必須だと思っています。
*なお、東西の窓は、差し込むときの日差しの角度が低いので、軒の意味はほとんどありません。

以上です。

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