下屋裏収納の魅力

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2022.4.25 立って入れた に修正しました

屋根裏収納を採用する方は多いと思いますが、私は、間取りを考えていくうちに、屋根裏収納の特殊形である「下屋裏収納」というものの存在を知りました。

下屋裏収納とは

下屋とは、2階以上の建物の「平屋の部分」です。1階のすぐ上が屋根である部分を指します

下屋裏収納とは、下屋にある屋根裏収納のことで、間取りによっては、
2階の床から、こどもは段差なく歩いて出入りできることが魅力です。
*一条では、床暖房が入らず、気密の外なので、冬寒く夏は暑い過酷な環境です。(追加料金で床暖房ありにできるかどうかは確認していません)
天井高さの最大が1.4メートルなので、窓をつけても高さの上限は1.4メートルです。

下屋裏収納は、天井が低い納戸とも言えます。床面積に入らず、一条では坪単価がかかりません。

通常の屋根裏収納は、臨時階段を下ろして出入りしますよね。そのような普通の屋根裏収納やロフトは、階段を使うので、重い物の出し入れは大変で、階段での転倒事故の危険もあります。

下屋裏収納に適した間取り

うちは、2階面積を持て余す予測で、坪単価的に無駄な総二階を避けるため、下屋が(高額にならず)採用できるグランセゾンを選びました。そのため、下屋裏収納に適しており、下屋裏収納を作れるように間取りを考えました。

コスト【下屋裏収納 vs 納戸】

一条工務店の場合
収納の面積2.5坪、建物の坪単価75万として
  納戸  : 187.5万円=75万*2.5坪
 下屋裏収納:約27.6万円(クロス+フローリング仕上げありの屋根裏収納費用)
納戸より、下屋裏収納は、160万円安いです。
*同じ床面積での比較。図面だと忘れがちですが下屋裏収納は天井が低い。
*もともとスレート屋根を予定していた部分に作ったので、スレート屋根のオプション料は計算に含めていません。
下屋裏収納を作るため下屋をスレート屋根(パラペット屋根だと坪単価0)にする場合は、その費用を計算に入れる必要があり、納戸と、下屋裏収納の建築費用の差額は、157-30=127万円に縮まります(グラッサの下屋の坪単価12万円として、下屋の坪単価は12万*2.5坪=30万)。

屋根裏収納 or 納戸、選び方

上記試算のように、2.5坪として、
・建築費を削るなら、屋根裏収納にすれば160万円安いが、床暖房は入らず冬寒く夏暑い
・利便性優先なら、プラス160万円で納戸にするれば、床暖房ありで気密内なので快適
という二つの考え方ができます。

コスト【下屋裏 vs 2階屋根裏 収納】

一条工務店の場合
・下屋裏収納がなければパラペット屋根の予定だった下屋に、
 下屋裏収納のためにスレート屋根を採用する場合
、勾配屋根のオプション費が発生するため、
 下屋裏収納は、通常の屋根裏収納より2.5坪で約30万円高くなります(グラッサの場合)
もともとスレート屋根など勾配のある下屋の予定だった下屋に作る場合は、差額はありません(屋根裏収納のオプション費は、下屋裏も2階屋根裏も同じ)。

内装仕上げ無しの場合の差額

下屋裏収納/屋根裏収納の
壁のクロスとフローリング仕上げ無しにすると、-8万円程度/2.5坪でした。

大人でも立って入れた

屋根裏収納は、法律上、高さ 1.4 メートル以下になのでうちは1.4メートルなはずです。
大人でも頭を屈めたら比較的容易に奥まで入れました。
長いものを立てておくことはできないことから、部屋と同じではありません

*身長175cmくらいの人が膝立ちすると、140cmくらいです。

*階段で出入りする屋根裏収納のメリット

屋根裏収納の奥行がある場合は、大人はかがんで歩かないといけないため、
下屋裏収納へ扉で出入りだと、奥へのアクセスにやや難があります。
一方、こどもは、屈まず奥に入れるので、喜んで入ります。

従来型の階段で屋根裏収納の下から入る構造だと、
階段を屋根裏収納の中央に作れば、扉で出入りするより、収納全体へのアクセスが良好です。
また、収納自体が狭ければ、階段から立ったままの作業も可能です。
*階段での作業時、転落には要注意

下屋裏収納のための屋根の掛け方

通常は、下屋裏は奥にいくほど天井が低くなります。
なので、天井高を確保するために、間取りと下屋裏収納の広さを悩むことになります。

屋根の「吹き上げ」という方法だと、下屋裏収納の全体の天井高を 1.4メートルにできます。
一条では、吹き上げに追加費用は掛からないとのことでした(建築士さんが一条本部に吹き上げのオプション額を聞いたら「意味不明」と言われたとのこと)。
屋根の掛け方は、建築士さん頼みです。

家づくりでお勧めの本の記事はこちら

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