グランセゾンの打ち合わせをして分かったことをお伝え致します。
坪単価100%がかかる部分
・床がある部分(階ごとに坪単価がかかります)
・三方を壁で囲まれた部分(例:くぼんだ玄関アプローチ)
・柱を設置して軒を伸ばした場合(例:インナーバルコニー、軒下)
・バルコニーの下に柱がついた場合(下の図と、その後の説明を参照ください)
バルコニーについて
・1階より突き出ていようといなかろうと、バルコニー上に柱がない場合は、
バルコニー部分の坪単価は50%
・1階と2階の外壁が上から見て揃っている場合は、1マスまで下に柱なしで突き出せる
しかし、図のように、2階の外壁が1階より引っ込んでいる間取りだと、強度の問題で、バルコニーを突き出すには、図のように、バルコニーの下に「柱」が必要です。この場合、バルコニー直下にも坪単価50%がかかるため、下に柱が付いた場合のバルコニーの突き出た部分の坪単価は、
バルコニー上に対し50%+バルコニー直下に対し50%=100%です。
坪単価50%部分
・バルコニー(ただし、バルコニー上の軒を90㎝より長くすると柱が必要になり、坪単価100%)
・吹き抜けの2階部分
・i-smartなどの枠組工法において、下屋の二階 → i-smartでは吹き抜けと坪単価が同額のため、下屋でなく吹き抜けが選ばれます
下屋
*下屋とは、2階建てのうち、2階がなく1階だけの部分のことです。
*下屋の2階相当部分は、家の工法によって異なります*下記①②
①枠組工法;i-smartなどの場合は、坪単価の50%
→i-smartでは、吹き抜けでも下屋でも同額
→下屋でなく吹き抜けが選ばれる
(一条はi-smartの建築例が多いから、なんとなく吹抜けを提案されることがあり注意)
②グランセゾンでは、2階建てで、2階を乗せない部分(下屋)をパラペット屋根にした場合、 1階部分しか坪単価はかかりません。これがi-smartを代表とする一条の枠組工法商品との大きな違いです。でも、なぜか一条では、よくよく聞かないと教えてくれませんでした。
ただし、別の記事 パラペット屋根の問題点 をご参照ください。
パラペット屋根のメンテナンス問題を払拭するため、代わりに、下屋に、勾配のあるスレート屋根(カラーベスト)を採用すると、勾配天井のオプション費用がかかります(一条からの配布資料には記載がありません)。その費用は、本部でCADに応じ算出するため担当者レベルでは算出できないと言われましたが、坪11万くらいのようです。
標準の屋根であるカラーベストのコロニアルクァッドからグレードを上げ、色が褪せにくいなど耐久性に優れる「グラッサ」にすると、さらに坪+1万くらいです。
よって、グラッサにしても下屋の2階部分の坪単価は12万程度ですので、i-smartで吹抜けや下屋(坪単価50%;坪35万とか)にするより安価です。
*スレート屋根のメンテナンス問題、耐久性についてはこちらの記事をご参照ください。
下屋で不要な2階を減らして坪単価カットできることが、セゾンの大きなメリットです。
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