グランセゾンに住んでみて、窓と軒について考える

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グランセゾンに住んでみて、窓と軒の計画を振り返りました。

採光に、北の窓を重宝

東と西の窓からは、朝晩で一年中日差しが入ります。南の窓も、軒が135cm以上でなければ、まだ暑い9月には日中から日が差します。差し込む日差しの暑さはそれほどでなくても、直射日光を1-2年放置するとフローリングや壁紙が色褪せます(詳しくは先人のありがたいこちらの記事を)。一方、北の窓は、夏至前後の早朝以外は直射日光は差し込みません。窓があると寒い家が多いのですが、一条標準のトリプルサッシは寒くありません(*注:掃出し窓を除く)。なので、グランセゾンで一冬越しましたが、冬でも北の窓があるからorそのハニカムシェードが開いているから寒いと感じることはありませんでした。なので、9月から3月の北のすりガラス窓のハニカムシェードは開けっぱなしにしておけます(4-8月の朝は、4時台から明るくなってしまうので閉めます)。すりガラスであれば、外の様子を気にせず夜間もハニカムシェードを開けておけます。
(*注)1階の掃出し窓だけは寒いことは、こちらの過去記事を

窓は、「透明ガラス」か「すりガラス」か

計画時も悩みましたが、透明ガラスとすりガラスどちらが、グランセゾンに1年住んでみて考えました。

透明ガラスの特徴

・窓を開けなくても外が見える(外から家の中も見える;夜は丸見えのためハニカムシェードかカーテンが必要)
→窓の先に、道や、隣の家の窓などがあると、シェードかカーテンは閉めたままになるので、すりガラスでいいのでは?となる
・開放感がある
・一条だと、カーテンが付かず(提携業者で付けると高額)、標準のハニカムシェードだと夏の早朝の遮光に問題がある。詳しくは過去記事を
・汚れが目立つ

すりガラスの特徴

・外が見えない(外から家の中も見えない)
→シェードやカーテンをしなくても、夜も家の中が丸見えにならない。採光しやすい。
・透明ガラスより開放感がない
・日光が散乱し、室内への直射日光が緩和される
・汚れが目立たない
・ガラスのでこぼこがキラキラしていて直射日光が当たるとキレイ(ガラスの種類による?)

わがグランセゾンの実際

ダイニングにすりガラスの北窓があります。将来、窓の先に家が建つ可能性を考えてすりガラスにしました。ただ、4-8月の早朝は、明るすぎ問題でハニカムシェードを毎晩閉めねばならなりません。すりガラスなので、他の季節は、ハニカムシェードを開けたままにできて便利です。一方、透明ガラスより開放感がなく、ダイニングのすりガラスは、建てた当初は透明ガラスがよかったのではと後悔していました。でも、生活してみて、早朝明るすぎ問題のない9月-3月は、すりガラスにしたことと一条のトリプルガラスが寒くないことで、ハニカムシェードを開けたままにできるメリットを感じました。

窓の大きさについて

うちのグランセゾンには、西に大きな窓と小さい窓があります。そこに住んで感じたことですが、大きな窓もけっこういいよ、ということです。一般に、高気密高断熱住宅では、熱がこもりやすいので、東と西の窓は小さい方が良いというススメに従って、ウチでも小さい窓も多く採用しました。しかし、一条の場合トリプルサッシ+ハニカムシェードが標準なので、日差しの強い時間帯にハニカムシェードを閉めておけば、夏も、東や西の窓が大きいから暑いということは感じませんでした。特に、日中に長く滞在する部屋では、大きな窓の恩恵が大きいです。
【小さな窓】のメリットは、背の高い家具などを置きやすいこと(窓に掛かるとカッコ悪い)、掃除の手間。デメリットは、採光の面、開放感がない、外が見にくいこと。
【大きな窓】のメリットは、採光、開放感がある、外が見やすい。デメリットは、背の高い家具などを置きにくいこと、掃除が増えること。

軒の必要性

南の窓に軒がないと、一年中、日が差し込みっぱなしのため、特にフローリングの日焼けを気にする場合は、ハニカムシェードないしカーテンを閉めっぱなしになります。
軒の長さについてのかえる先生の解説動画はこちら
かえる先生(かえるけんちく相談所)についてはこちらの過去記事を

軒の出についての他の専門家の記事はこちらを

冬に窓からの直射日光が必要か

・一条の家は、全館床暖房で温かい
・直射日光によるフローリングが色褪せ防止にの床暖房対応のマットなどを敷かなくてはならないこと
などから、私としては、冬も直射日光は入らない方がメリットが大きいと思います。

・直射日光が入らない軒の長さにしてハニカムシェードを開けた方が、屋外の光が間接的に室内に入れた方が明るいし開放的です。

我が家の軒の長さ

我が家は、南の窓の軒の長さを90cmにしました。そのためにバルコニーを突き出したりしました。軒の長さ135cmも検討しましたが、90cmを越えると強度的に柱が必要になり、そうなると柱で囲まれる部分まで坪単価が掛かる(詳しくはこちらの過去記事を)ので、坪単価がかからない軒90cmにしました。我が家でもっとも日が差し込み易い南の窓は、オプションの約250cmの高さの掃出し窓ですが、5月~8月上旬は、南の窓に直射日光は入らないので、窓の外に日よけのシェードやオーニングは付けていません。なので、軒があってよかった、南の窓に90cmの軒は必要と思っています。
*なお、東西の窓は、差し込むときの日差しの角度が低いので、軒を長くしてもほとんど遮れません。

以上です。

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